またまた、パリへ行くことになりました。
たまには、別のところに行けば良いではないかという声もあろうし、自分でもそう思います。しかし、旅行の目的はあくまでもシ・ゴ・ト。行き先に自由裁量の余地はないのです。
仕事の割には遊び歩いているではないか？というご批判には、会社の経費で行っているのではなく、自分の懐の身銭を切っていっているので、そこのところは大目に見ていただいて、ご勘弁願いたいという他ないです。
その代わり、パリでは安宿に泊まって極力お金も使わないようにしました。
パリはお金がなければないで、それなりに楽しめます。
そこで、クリスマスを前にした冬のパリへ安宿貧乏旅行にGO！

ツィンだし、バスタブもついているし（当たり前か）、ウォッシュレットもあるし、言うことなしです。
まだ時間が早いので、成田山でも見に行って観光しようともしましたが、仕事のメールをチェックしたり、メールを送ったりで、（このホテルはインターネット使い放題！）時間が潰れてしまいました。（TT）

予約サイトから格安料金の一人部屋を予約したので、狭 いシングルに詰め込まれるのかと思っていたら、ツィンが あてがわれた。ラッキー！部屋も広いし申し分なし。

　　<成田U-シティホテル>

夕食は、斜め向かいにあるセブンイレブンで買った弁当とビール。海外旅行に行く前日としては、寂しい晩飯ではありますが、贅沢は敵だ！
お風呂に入り、早めに就寝。

目は覚めていましたが、7:00までグダグダしていて、やっと起床。
昨日買ったコンビニのお握りで朝食。
U-シティホテルは空港まで、無料のシャトルバスが出ていて、ただで送ってくれます。
チェックアウトを済ませ、ありがたくシャトルバスの恩恵にこうむり9:45発のバスで第一ターミナルへ。
この時期、さすがの成田もそんなに混んではいませんでした。
まずは、大荷物から解放されるためにチェックイン。
エルフラのカウンターへ直行。
オカブは｢フライング・ブルー｣のメンバーなので、チケットはインターネットで予約したe-チケットです。その場で座席の予約も出来ます。
メンバーカードとパスポートを出して荷物を預けチェックイン完了。
地上職員のねえちゃんに、
｢このフライト混んでる？｣
｢ええ、満席でございます｣
｢それはご商売繁盛で何より｣
｢オホホ｣
｢ところで、オーバーブッキングでアップグレードとかないのかなあ？ビジネスとかに・・・｣
｢この便では、そういうことはございませんのよ｣
｢そうかあ。残念！｣
｢お客様はマイルがたまっていますので、帰りの便ではそういうことがあるかもしれませんわ｣
｢あっ、そう。帰りね｣
てな訳で、いつもエコノミーのオカブは今回もエコノミーなのでした。（ビジネスに乗りたければそれなりの金出せ/（＊＊）

成田のチェックイン・カウンター。繁忙期ではないので空いて いた。オカブは盆暮れ連休正月などには旅行など出来ない ので、あまり海外に行くときに混雑とは無縁できている。

チェックインが終わって、いつものIASSラウンジへ。ここでメールチェックをやっておこうと思ったら、LANケーブルがないと駄目だと言われました。貸せといっても、ないから駄目、だそうです。なんのためにPCを持ってきたのやら（TT）。
タダのビールを飲んでわが身を慰めました。

いつもお世話になっているIASSラウンジ。缶ビール1本 だけは無料。アメックスとダイナース、あと他のゴール ド・カードのメンバーは無料で利用できる。

売店で変圧器などを買って（オカブのPCは国際仕様のアダプタが付いているが、この前パリでコンセントに差し込んだら火花が飛び散って、ソフトがすべてぶっ飛んだ）、セキュリティ・チェック、出国審査。
12:40のフライトですが、12:10にボーディング開始。ほとんど待つことなく搭乗できました。

オカブをパリまで運ぶエアバス380。何の変哲もない、もう 何度となく乗った飛行機だが一応写真に収めておくか？エ ルフラに乗るのももう何度目だろう？

オカブの席は31J。エコノミーの前のキャビンの最後列の通路側です。
席に座り、新聞など読んでいると、キャビンアテンダントがやって来て、
｢お客様。まことに申し訳ないのですが、後ろの非常口の後ろのお客様が、前にシートのない席はお嫌だとおっしゃって、もし宜しければお客様に、代わっていただけないかと存じまして。非常口が前なのでお足も延ばせ・・・・｣
おおおおおお！ねえちゃんの言葉が終わらないのに、大歓迎!大歓迎と喚いて、相手の気の変わらないうちにと、荷物を抱えて非常口後ろの席に移りました。
そのご奇特なお客様は中年のご婦人。特に変わった奴でもなさそうですが、とにかくありがたい。
｢どうもありがとうございます｣
というから、満面の笑みを浮かべて
｢いやいや、どういたしまして、どういたしまして｣
おかげで、エコノミーの地獄の苦痛を味あわずに大変、快適な空の旅を楽しむことが出来ました。
いつも、この席をブッキングできるなら、敢えてビジネスに乗る気もしません。
エルフラ275便は予定よりも10分早い12:30にテイクオフ。
一路、花のパリはシャルル・ドゴール空港へ。
機内は、日本人客はあまりおらず、８割方が外人の乗客。円高で暮らしにくい日本を脱出していくのでしょうか？

昼食のアペリティフ。シャンパンとアニス。ブランドは｢デュ ボネ｣だった。それってベルモットじゃねーの？と確かめて も、アニスだというからもらっておいたら、確かにアニスだ った。

機内食。鱒の燻製、イカのマリネ、パスタサラダ。牛肉 の煮込み、青豆、ペンネ添え。レモンケーキ。赤ワイン。 それと、エルフラの場合、必ずチーズが付く。 さすがフランスの航空会社。

非常口後ろの席。前が広々としていて非常に快適だ。 これは価値がある！プレミアム料金を払ってもこの席を 抑えたいくらいだ。

着陸前の夕食。あまり変わり映えはしないが。 中央左の昆布巻き蒲鉾みたいな奴は、エルフラのエコノミー 名物、鶏とハーブのテリーヌ。

さて、機は1時間近くも早く16:38にシャルル・ド・ゴールにランドオン。こりゃ今回の旅はついておるぞ。
ヨーロッパの入国審査は簡単。
バゲージもエコノミーであるにもかかわらず、1分も待たずに出てきた。これが平等の国、フランスの航空会社エルフラの扱いというものですかね？
さて、来る度に場所が変わるターミナル２Fのロワッシー・バスの乗り場も簡単に見つかり、10分ほど待つとバスがやって来た。運転手に8.9ユーロを払い荷物置き場にスーツケースを置いて一安心。
渋滞もなく、バスは闇の帳の降りたオペラ座に着き、そこからスーツケースを引きずって、グラン・マガザンからサン・ラザール横のアムステルダム通りを歩いていきます。
実は今回、宿泊する｢ホテルドジュネーブ｣は去年の春、泊まった｢ホテル・ブリタニア｣から歩いて5分もかからない、ブダペスト広場に面しています。なんで、今回の安宿貧乏旅行で、ホテル・ブリタニアにしなかったかというと、最低レートを72ユーロに値上げしやがった！さすがに72ユーロ出してあのホテルに泊まる気はしません。
そこで、サイトをいろいろ探していたら、日本語予約サイトもある｢ホテル・ド・ジュネーブ｣が引っかかってきたのです。最低レート三日間連泊パックで80ユーロ。ロケーションもよし、しかも☆☆☆。いろいろなサイトのレビューにはずいぶん辛口のコメント（特に日本人に評判が悪い！）もありましたが、80ユーロというのはこの手のホテルでは底値でしょう。迷わずここに決めました。
確かに、客室の壁が薄く隣室や廊下の音が漏れてくる、高級感はない、朝食の内容はお粗末（食べなかったが）ですが・・・・・コートヤードの部屋だったので、隣によほど騒々しい客が居ない限り騒音は気になりません。ホテルスタッフは愛想はありませんが、使えねーというレベルではありません。その他も値段相応ということで、安い宿泊料でそこそこのホテルに泊まりたいというオカブのニーズにはぴったりでした。（あとでとんだハプニングがあるのですが・・・ラッキーなハプニングといって良いでしょう）

<ホテルドジュネーブ>　　　　　（Hotel de Geneve）

ホテル・ド・ジュネーブ。立地はいいし、なにより値段が 安い！辛口の評価もあるがそこそこ満足できる。ただし、 ブダペスト広場の周囲はゴミゴミしていて雰囲気は良くな い。

さて、受付でチェックインして、部屋に入り、スーツケースの中身を解体して、後はシャワーを浴びます。そして、途中で買ってきた、ドネル・ケバブとビールで簡単に夕食を済ませ、ベッドに倒れこみました。
もうバタン・キューです。

ホテルの室内。ベッドはダブルでやわらかくなかなか寝心地 が良い。特に清潔感はないが、薄汚れているという印象もな かった。要は値段相応。

ドネル・ケバブ。肉がパンからあふれ出ていて、食べる のに手がべとべとになってしまった。ケバブ5ユーロ。ビー ル2ユーロ。ケバブ屋の｢melodi｣にはこれからもお世話に なることに。

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