2007年3月19日〜3月28日

またまた、ウィーン行きと相成りました。３月のこの時期、オカブとしては、年度末の処理も一通り終わり、新年度へのビジョンも見えてくるので、ちょうどベラルーシの取引先へ訪問する時期として適当なのです。そして、ちょうどこの時期、欧州の大規模なIT関連の展示会”CeBIT”が開催されるので、それに関する情報交換をする目的でも、この時期のミーティングは有効です。それに、４月に入ってから、大型連休を控えながら、キック・オフ・ミーティングをするよりも、３月に次年度の具体的行動案を作っておいたほうが、すぐに動き出しやすいという利点もあります。
しかし、今回の訪問の主目的は、定期的な年次会談というよりも、今、ペンディング状態にあるプロジェクトの打開策を協議することでした。
しかし、タイトルにもあるように、心の中の目的は、ウィーンを訪れることです。バルのシーズンも終わり、イースターの時期にはまだ少し早いかなという３月の終わりは、ウィーンが束の間、その落ち着いた表情を見せる時期でもあります。
付け足しのような仕事の出張にかこつけて、春のウィーンへGO！

６時起床。7時５分、新宿発NEXに間に合わせるために６時半前に家を出ます。
朝のNEXはいつも通り満席。
成田空港まで新宿から１時間半。空港第一ターミナルで降ります。
いつも通り、４００円也の赤ワインを空けたことは言うまでもありません。
空港は、春休みシーズンとあって大分混みあっていました。
すぐにチェック･インして、IASSエグゼクティブ・ラウンジで、出発までの時間を過ごすことにします。
ところで、このラウンジ、サービスされるドリンクはソフト･ドリンクだけかと思っていたら、ビールを飲んでいる人もちらほら。なんとも卑しい話ですが、このビールに関しては、妥協することができません。
きっと、ラウンジ側としては、アルコール・ドリンクをサービスすることは、なんとか伏せておきたいのでしょう。
そこで、受付で食い下がって、ビールを寄越せと言ったら、席まで持っていくからとのこと。
しかし、このラウンジはビールのフェイント攻撃を除いては、仕切られたソファのブースや、インターネット接続をできる点など、至極、快適に過ごせるラウンジです。
メール・チェックなどをやっているうちに搭乗の時間が近づいてきたので、出国審査へ。

IASSラウンジの一角。なにかと快適に出発までの時間を過 ごせる。ビールが無料でサービスされるのを今まで知らなか ったのは不覚だった。

ラウンジで待望のビール。おつまみ付き。ただし、ビジネス ・クラス用のラウンジのように、オードブルや軽食が無料で サービスされるのに比べると、やや寂しい内容。

成田第一ターミナルの出発ロビー。春休みに入ったのでい つもよりやや混み。しかし、出国審査はスムーズに進んで 、搭乗ゲートへ。

OS0052ウィーン行きは11:40発。11:05より搭乗が始まり、すぐに搭乗が完了して、出発時間が15分ほど早まりました。
席は、ギャレーのすぐ2列後ろの通路側。
離陸して40分ほどすると、ドリンクのサービスが始まります。
順番が回ってきて、「セクトはないのか？」と聞くと、アテンダントがいかにもいやそうな顔をして、カートの下の一番奥のほうから、大きな壜を出してきて差し出し、これで足りるかなどと聞きます。「小さすぎる！」と答えると、呆れて笑っていました。しかし、この辺の対応、空港のラウンジのビールの件を思い出してしまいます。

これから乗るオーストリア航空機。楽器をシンボルにするイ ラストが機体に描かれていました。 エアバス340Aです。

アペリティフのセクトとプレッツェル。セクトを隠し持ってなか なか出してこないあたり、航空会社の台所事情もなかなか 厳しい？いやエコノミーだからこれくらいのあしらいは当然。

ロースト・ビーフのサラダに、サーモンのクリーム煮。蕎麦、 チョコレート・ケーキ。メインはサーモンとポークのチョイスだ ったがポークが切れていて、否応なくサーモン。

飛行機の席は、簡単に席を立つことができたり、脇に足を伸ばせたりの理由で必ず通路側を選びますが、窓の外が見えません。そこでギャレーに行って、ドアの窓を覗いていました。シベリアの上空の景色が美しく拡がっていました。

シベリア上空の風景。大河が蛇行して流れ、ぽつんと群落 が点在する。厳しい自然環境の中で人間生活が営まれてい ることなどを想像すると、旅情もひとしお。これでも出張です！