ミンスクでの仕事に絡めて、今回もウィーンでの休日。モーツァルト・イヤーということで日本からもかなりな人手が予想されます。
そのようなわけで、１月にはオーストリア航空のチケットを手配。ベラルーシのビジネス・ビザも旅行代理店を通さずに申請しました。30日以内の滞在ならビジネス・ビザの申請に招待状が要らないので簡単に取得できます。ミンスクのホテルはどんちゃんに予約してもらいました。
航空券もビザも難なく入手でき後は出発を待つばかりなのですが、問題はウィーンでのオペラ鑑賞。
さすがにモーツァルトイヤー、１ヶ月前にネットで探したのですが２４日のフォルクスオパーの『魔笛』、２５日のシュターツオパーの『ドン・ジョバンニ』とも残席がほとんどありません。しかたなく、フォルクスオパーの立見席だけ確保して、宿泊先のレーミッシャー・カイザーに『ドン・ジョバンニ』のチケットの手配を依頼します。

<フォルクスオパー>

しかし、出発前３日に手配不能とのメール。ついていないが、しかたありません。
『ドン・ジョバンニ』はそれほど観たいオペラでもないので・・・・どちらかというと『清教徒』のグルベローヴァのほうが気になっていたのですが・・・・まあお金もあまり余裕がないので今回はオペラ道楽は控えめにすることにしました。

昨日寝たのが遅かったので、起きるのが辛い。かーたんに起こしてもらって、新品のリモワを携えいざ出発。
祝日とあって、早朝の小田急線は海外旅行客と思しき人が多く乗っています。
かねて席を確保していた７：０５の成田エキスプレスに無事乗り込みます。周りの家族連れはお弁当などを広げて楽しそうな雰囲気。オカブはいつも通りの４００円の赤ワインを空けて旅の安全を祈ります。
成田空港は祝日、春休みで混雑していました。早めにチェック･インして、アメックスのラウンジに行ってみることにします。空港のラウンジを利用するのは初めてで期待するところが大きかったのですが、どうも殺風景な空間に、ソフト･ドリンクのセルフ･サービスがあるだけでいただけません。
早々に引き上げ、出国手続きをすませると、いつものビア・レストランで生ビールをあおります。オカブの場合、旅と酒というものは切り離せないようで、文才があったなら若山牧水のような境涯になるのもまた一興だろうと思います。
さて、ＯＳ５２は11:40、定刻通りの出発でウィーンへと飛び立ちます。機体はいつも通りの小さなエアバス３４０。各席に個人用モニターがついていないのが難点です。
機内食はビーフと和食からビーフをチョイス。アペリティフはジン・トニック。ワインはもちろん白。オーストリア航空の食事は取り立てて美味とはいえませんが、難がなくてオカブは気に入っています。
映画で「高慢と偏見」をやっていたので普段、機内で映画は観ないオカブですが、日本で話題になっていたので思わず観てしまいました。

サルサ。軽くて快適。ただ、スーツ・ハンガーが ないのでスーツを詰めるにはコツが・・・

旅の初めは一杯のビールから。第二ターミナル のサッポロビア・レストランもすっかりなじみに・・

オーストリア航空エアバス３４０。座席が2-4-2 なのはいいのだが、やはり機体が小さい。

座席には個人用モニターがついていない。どうもこの辺はオ ーストリア人はサービス精神がないというか無頓着。

しかし、これさえあれば文句はありません。 おつまみのプレッツェルもなかなか美味。

ランチはビーフをチョイス。いろいろご意見が あるようですが、ＯＳの機内食はいいですよ。

ウィーン空港でミンスクイ行きのティロリアン航空を 待つ。寒々とした待合室で人気もまばら。心細い。

飛行機は予定通りに16:00過ぎにシュベヒャート空港に到着。
これから、20:10のミンスク行きＯＳ689の出発を待たなければなりません。
まず、カフェでピザを食べて腹ごしらえ。ハイネケンを一杯、その後ゲッサーを一杯で暇を潰しているうちに、出発時刻。
バスで例のトンボのように頼りないティロリアン航空運行の機体に乗り込みます。
２３：００過ぎ、ミンスク空港到着。ビジネス･ビザで入国したため、訪問先のことをいろいろ聞かれましたが、何事もなく通過。どんちゃんと玄同志の出迎えを受けて、昨年も泊まった「プラネタ・ホテル」へ。
ベッドに入ってもなかなか寝付けず、ウィスキーの小瓶を一本空けてしまいました。

ビジネスのことなど省略。
ただ、今回はホテルの朝食が大変充実していたのと、冬のミンスクの雪景色が大変美しいのを写真を交えてご紹介いたします。
そうそう。大統領選がありましたね。日本でも大きく報じられました。オカブが行ったのはその直後です。いくつかの抗議集会をしているのを見かけました。しかし、基本的に街は至って平穏です。しかし、新興産業のビジネスマンの間ではルカシェンコの評判はあまり芳しくないようです。

ホテルの窓から、ミンスクの冬景色。朝日に照ら された雪の原がとても美しい。

この雪、つい３日前ほどに降ったそうです。３月 にこれほど雪が積もるのは珍しいそうです。

豪華なホテルの朝食。ソーセージやハムはもちろん、揚げた 肉や、シチューなどもあります。

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